音楽の個人経営について考える


全国のミュージシャンのみなさん(プロ、アマ問わず)あなたの音楽活動において1番の悩みってなんですか?多分みんな大きな声では言えないでしょうけど口を揃えて言うでしょう。「それは集客です。」と。みんなどうやったらライブにお客さんを呼べるか頭を悩ませてますよね?
我々も、そして身近で活動する音楽仲間も多からず少なからず一番悩んでるところじゃないでしょうか?あまり口には出しませんが・・・
えちご姫は月2~3回、多い時は4、5回くらいのペースでライブをやってます。
たまに「プロですか?」と聞かれることがありますが音楽で生計を立ててるわけではないのでプロではないです。じゃ、音楽は趣味かというと、そういう「枠」で甘んじたくもないと思ってます。
僕はメジャーデビューしたいわけではありません。
しかし、プロ意識は持ち続けたいと思ってます。

一般的にこれからの時代音楽ビジネスは非常に厳しいと言われてます。メジャーデビューしたって生き残れるアーティストはどれだけいるでしょうか。
一瞬売れてもすぐ消えていく、、、継続するのは至難の業、、、
CDだって昔のようには売れなくなってるのが現実。
無料で音源だって簡単に手に入る時代。
YouTubeでなんでも見れちゃいます。
著作権は一体何処まで守られてるのか疑問ですよね。
じゃ、どうやったら音楽ビジネスは成り立つのでしょうか?
例えば大手プロダクションに認められて売り出してもらえることになったとしましょう。最初に莫大な広告費用をかけて宣伝をしたり、全国のショップを回ったり、ラジオやテレビに露出していったり、そこには大勢のスタッフが関わり人件費も膨大にかかるわけです。恐らく何千万という費用が投じられるわけです。それで初めてCDセールスが生まれる。気が遠くなるような話しですね。ちなみにそれはほんのごく一部の恵まれたアーティストだけの話しです。売れてないミュージシャンなんて厳しいもんです。じゃ、それを小さい規模で考えたらどうなるだろう。発想の源はそこから始まったんです。音楽ビジネスを個人の商店規模で考えたらひょっとしたら自分たちの手で出来ちゃうんじゃないだろか?
というわけで僕は音楽を個人経営として確立させることができないかを模索しております。方向性は大体見えてるのですが、現実化するのはなかなか難しそうです。時間もかかります。ただ上手くやれれば自分の時間の中で音楽を無理なくずっと続けていけると考えてます。
「音楽収入がある=プロ」
でもそれは誰かに認められてメジャーデビューするということではなく、まさしく「個人経営のお店」のように活動するということなんです。
「アマチュア=音楽活動を続けるにはお金がかかる」
この構図をなんとか打ち破りたい、そう思ってるわけです。アマチュアの場合、人気があれば活動は増える。活動が増えれば出費が増える。出費が増えれば家族から反対される。やりたいことが出来なくなる。下手すりゃ家族の崩壊、、、それってなんかおかしいですよね。(^^;
その構図を打破するためには音楽個人経営の確立が必要と考えるわけです。
そんなウマい話あるわけないですよね。僕もそう思います。ウマい話はないけど、頑張れば出来ないわけではないと思ってます。
これからはそういう音楽の在り方を考えてゆく必要がある、そういう時代だと思います。
音楽で一攫千金を狙うわけではなく、無理なく音楽で食べていければそれで十分、、、そういうスタンスなんです。
好きな音楽を誰にも反対されずに、いやむしろ喜ばれて活動できればどんなに良いか・・・そう考えるわけです。悪循環な音楽環境になってはいけない。音楽は人を幸せにするものであって不幸にするものではない、そう考えるわけです。
そして、そのためには当然自分を高めることが何より大切でしょう。
でなければ聴きに来てくれるお客様に失礼ですから。

これからは大手の時代ではありません。
個人のレベルで音楽ビジネスを考えようという僕の提案です。