Martin D-41 1974年製


1969年に誕生したD-41。当初はD-45の豪華さを併せ持つD-28という中間的な存在として生まれたらしいのですが、果たしてそんな安易な存在だったのでしょうか?たしかにスペック的にはほぼほぼD-28であるわけですが、、、それは1975年以降の話。
1974年後半までのD-41はD-28とは明らかに違う。トップ材にはD-45と同じ材であるジャーマンスプルースが使われていたわけです。
材のグレードはどうなのかは分かりませんが、材質による音の個性はトップ材が大きなウェイトを占めると言われてますから、トップ材=ジャーマンスプルース、というのは明らかにD-45寄りの個体と言っていいと思います。装飾はD-45よりちょっと少な目。しかし、ヘッドの縦ロゴMartinインレイは特別なギターの象徴でありますね。

Matin D-41 1974

何本も試してたどり着いた一本です。
70年初期のD-41には稀にアタリの一本があって、D-45にも勝るとも劣らない個体があると聞いていたんで、地道に現れるのを待っていました。
ジャーマントップ特有の鈴鳴り、ふくよかな胴鳴りは正にD-45譲り。トップの色もほどよく焼けて、顔立ちに風格があり、眺めていてもGood!です。
ピックアップは後付けでおきまりのLR.Baggs Anthem SLを取り付けてます。ギターは弾いてナンボなんで所有してるギターを甘やかすことはしません。ガンガン弾きます。
ただライブ用とレコーディング用とは使い分けしてます、、、それは自分の中で音の適正があって、特別な生音のギターにはピックアップは絶対に付けません。