Martin D28 1970年製

僕が初めて手に入れたMartinは1979年製のD-28
ヤマハ渋谷道玄坂店(2010年に閉店したそうです)で購入。
もちろん、今はもう手元にはありませんが・・・若気の至りで売却(^^;;

アコギのスタンダートとして君臨する本機、1970年製 D-28。Martin D-28 1970
それまで使用されてきたハカランダ
(ブラジリアンローズウッド)が1969年ワシントン条約の影響で使用できなくなって、その翌年の製造なわけですが、ピンポイントで1970年製のMartinギターは明らかにそれ以降のモノとは違う。僕はそう感じてます。
そもそもハカランダはギターに使われる材質の中では一番最適と言われてたわけですが、絶滅危惧種ということで輸出禁止となり、その価値は価格の高騰へとつながり一層手に入り難いモノになっていったわけです。そんな訳でワシントン条約施行の翌年である1970年はハカランダが使えなくなって、恐らく職人さんたちの気合の入り方が違ったのではないかと容易に推測できるわけです。

実際、明らかに違いは分かります。
70年代MartinはD-18, D-28, D-35, D-41, D-45どれも相当な数を弾き比べました。
当然同じ型番だからといって必ずしも同じような音がするわけではありません。アコギは生物ですから、、、あと、70年代初期のMartinの特徴としてネックがやや細身なんですよ。
手の小さい僕にはちょうどいいサイズなんです。
60年代初期、70年代初期のMartinのネックの形状が僕はお気に入りです。
ライブ仕様にネックヒールにはストラップピン、
ピックアップはL.R Baggs Anthem SLを搭載してます。

ライブでは立って弾きながら唄うので、ストラップピンはネックヒール部に付けます。ストラップピンをこの位置に付けるのは僕のこだわりです。この位置が一番弾きやすいです。
そしてピックアップもこれまで色々試しましたが、やっぱりL.R Baggs Anthemが一番ですね。間違いないです。弾き語りにはL.R Baggs Anthemです。
ギターのプレイスタイルによってピックアップはいろいろ変わってくると思いますが
「弾き語りには絶対L.R Baggs Anthemです。」と、僕は思います。
ちなみにライブで使うギターは全部L.R Baggs Anthemを付けてます。
完全ライブ仕様にセッティングしてます。

このD-28はとても枯れたウッディーな音で、
腹にドスンとくるようなパンチの効いた鳴りをしてくれます。
見た目、音、、まさに「ザ・ビンテージ」です(^^)